Angel Beats!劇中歌『Alchemy』の素晴らしさと邦楽の歌詞について
どうも、おはこんばんにちは。
本日も更新していくよ。
私の普段聴いている曲の中で、特に完成度が高いと思っているのがこの曲である。
アニメAngel Beats!の劇中歌である『Alchemy』だ。
なぜこの曲がいいのか、それは歌詞にある。
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A:
無限に生きたい 無限に生きられたら 全て叶う
でもいろんなものがあたしを追い込んでく
生きる残り時間 夢の座標 行方
全部大事なものなのにB:
いいさここらでちょっと甘いもの食べていこ
そういう思考停止ばかり得意になったC:
歩いてきた道振り返るとイヤなことばっかりでもううんざりだよ
触れるものを輝かしてゆくそんな道を生きてきたかったよA2:
無性に生きたい 焦ってばかりの日々 全て消えそう
でもさぼってもみる だって疲れちゃうじゃない そんな矛盾思考
あたし頭どっか知らないうち打ったみたいだB2:
いっかここらでちょっと病院へ行っとこう
ずっと起きてられる薬は置いてませんか?C2:
ぼさあと突っ立ってるだけでもう 化石になってしまいそうなんだよ
誰からも忘れられたような くすんだ存在になってしまうよB3:
いいさここらでちょっと根性を見せてやる
自分で頬叩いて存在の証明へC3:
歩いてきた道振り返らない イヤなことばっかりでも前へ進め
触れるものを輝かしてゆく そんな存在になってみせるよ------------------------------------------------
太文字で示したところに注目して欲しい。
こんなに「現実逃避」という行為をリアルに表現している歌詞が他にあるだろうかッ!!
誰もが通る道かはわからないが、私は嫌なことがあると頭の中でそれを都合の良いように合理化し、それでもどうしようもない場合は現実逃避に走る。
そんな特性からか私はこの歌詞がとても自分ごととしてしっくりくる。
また、ラスト(B3-C3)にかけてポジティブな歌詞に切り替わっているところも、アニソンらしくて…ディモールト・ベネ(非常に良し)!!
さらには、Angel Beats!の世界観や、歌い手であるキャラクターの岩沢の魅力である。
「死後の世界」を舞台としたこのアニメのストーリーは、人生に何らかの後悔を持って死んでしまった高校生達によって繰り広げられる。
岩沢は歌手になる夢の半ばで、家庭崩壊、事故による言語能力の喪失を経験する。
そんな世界観、キャラクターなどのバックグラウンドがあるからこそ、歌詞にも厚みが増す。
厨二病極まりないが、この曲に出会った中学3年生の私にとっては、どストライクに決まってるでしょう??
最後に…
私はいつも思う。
もっともっと邦楽の歌詞にリアルさを感じたいと。
「夢に向かって頑張ろう!」「あなたのことが好き。」という歌詞は多いけれど、
表面的な言葉に感じてしまうことが多い。
バックグラウンドに関しても、そのアーティストが例えばイチローみたいにストイックな人で、「毎日努力することの大切さ」を説いてくれるならば共感できるのだけれど、曲だけではそこまで判断できない。
しかも本人が歌詞を書いていないとなると、さらに悲しい。
それ故にたとえ良い曲を歌っていても、コアファンになりづらかったりするのだ。
私の場合はね。w
アニメの主題歌はアニメというバックグラウンドがあるし、
シンガーソングライターとかは自分の想いとかを歌詞に載せているから好き。
皆はどうだろうか??
今日は以上。
今日もありがとう。明日の私に期待。